積水ハウスの家に住み始めて1年が経ちました。
はじめての家づくり。何もわからないことばかりで、自分なりにいろいろと調べて積水ハウスを選択したつもりです。
でも、実際に住んでみないと分からないことばかりですよね。
積水ハウスに1年以上住んでみてわかったメリット・デメリットについてまとめます。
目次
積水ハウスのメリット5つ
わが家が住んでいるのは積水ハウスの鉄骨住宅。商品名はイズロイエです。
まずはわが家が感じているメリットです。
メリット1 高級感のあるダインコンクリート
積水ハウスの住宅のいちばんのメリットは外壁のダインコンクリートだと思います。
ダインコンクリートを愛せるならば、積水ハウスに住んでよかったと思えるでしょう。
妻は当初はダインコンクリートを気に入らなかったようですが、次第に愛着が芽生えたようで、今はとても気に入っています。
晴れた日の真っ白なダインコンクリートはとても美しく、1年経過した今でも汚れは目立ちません。
ダインコンクリートは「重厚感がある」と表現されるように、何とも言えない高級感があります。
わが家はピュアホワイトとケシズミブラックのダインコンクリートを使用していますが、白と黒のコントラストが美しいです。
メリット2 防音がすごい
住んでみてから初めて分かったことですが、積水ハウスの家は防音がしっかりしていますね。
外で雨が降っていようとも、台風が来ようとも全く音が聞こえません。車の音も聞こえません。
外の音が一切聞こえないことにはかなり驚きました。
前に住んでいた木造の一戸建ては車が走る音がかなり聞こえたので、ギャップがすごいです。
厚みのある断熱材が音を吸収しているから、音が聞こえないのでしょうか?
さらに、2階の足音は一切1階に響きません。
一戸建てに住んでいながら、1階と2階はアパートのように音が響かない構造になっています。
メリット3 エアキスで空気がきれい
積水ハウスの家はエアキス(Airkis)という家の中の空気をキレイに保つ仕様があります。
エアキス仕様の家は、使える壁紙に制約があったりするのですが、有害な化学物質を抑えた空気のキレイな家になるそう。
家を建てる前は「空気なんてどうでもいい」と思っていのですが、エアキスをつけて本当によかったと思います。
夏でも湿度が50%以上に保たれていますし、嫌な臭いが気にならないんです。
わが家の床は朝日ウッドテックのライブナチュラルプレミアムという無垢挽板を使っているのですが、家の中は木の香りがします。(鉄骨造なのに)
メリット4 デザインが洗練されている
積水ハウスの家はデザインが洗練されていると思います。
積水ハウスの家ってこれといったデザインの個性はあまりないですよね。
たとえば住友林業なら「木の家」とか「和モダン」、ミサワホームなら「蔵のある家」とか「スキップフロア」とかデザインに個性があると思うんです。
その分、設計士さんもコーディネーターさんもやりたいようにやらせてくれます。
Instagramで「#積水ハウス」と検索してみると、本当に色々なお家が見られてとても楽しいです。
個性的な家は少ないのですが、どのお家も洗練されていて高級感があると思います。
ダサい家はあまり見たことがありません(笑)
わが家のコンセプトは「スローリビングで家の外と中がつながる家」です。
リビングに大開口窓を設け、庭を眺められるようにしています。
家の中にながら外の自然が感じられる家はとても居心地がよく、気に入っています。
メリット5 社員の対応がよい
社員の対応はとてもよかったと思います。
- 営業マン
- 設計士
- インテリアコーディネーター
- 現場監督
- アフターサービス
といった方と関わりましたが、全員が仕事に対して一生懸命という印象です。
嘘をつかれたり、不信感を感じるような対応がありませんでした。
アフターサービスもしっかりしていると思います。
1カ月点検、1年点検と定期的に点検がありますが、ちゃんと見てくれていますし、不具合があれば直してくれます。
営業マンは少し調子がいいかもしれませんが(笑)仕事に対する姿勢は真面目な方が多いですよね。
積水ハウスの3つのデメリット
わが家が思う積水ハウスの3つのデメリットはこちら
デメリット1 とにかく高い
積水ハウスの一番のデメリットは価格が高いことです。
わが家が積水ハウスに支払ったお金は4200万円です。
土地はもとから所有しているため、建物・前に建っていたアパートの解体費用・諸費用の合計です。
わが家の場合は前に建っていた建物を解体するのに200万円かかったのが特殊ですよね。解体費を除いても4000万円。ざっと坪単価100万円です。
外構や施主支給したものを合わせるともっとかかってます。詳しくはこちらの記事で。
積水ハウスイズロイエ 最終的な坪単価はいくらになった?家を建てるためにかかったお金のすべて
やはり、積水ハウス、住友林業、三井ホームあたりのハウスメーカーは価格帯が高いと思います。
残念なことに、お金を出さないと何の変哲もない平凡な家になってしまうんですね…。
「積水ハウス~♪」の素敵なCMのお家が建てたければ、建物だけで億近く払わないと無理ですよね。
「家に帰れば積水ハウス」じゃないよ!とツッコミを入れたくなります(笑)ほとんどの庶民はあんな家に住めませんから。
積水ハウスが押しているダインコンクリートも本来は60坪とかの豪邸でこそ映えるんだと思います。
わが家も40坪程度の普通の家なんですけどね。
デメリット2 冬寒い
積水ハウスも断熱性には力を入れていますし、木造の断熱性が低い住宅よりはずっと暖かいと思います。
冬に結露をしたこともありませんし、外気が氷点下でも室内は10度以下に下がることはありません。
でも、高断熱・高気密を最大の売りにした一条工務店の家の暖かさに比べれば寒いのではないかと思うんです。
一条工務店なら冬の間ずっと床暖房をつけっぱなしにして、ずっと暖かいみたいなので。(床暖房の故障のリスクを考えると微妙な感じもしますが)
暖かさで選ぶのなら積水ハウスよりも一条工務店やミサワホームとかなのかもしれませんね。
ちなみに、ヘーベルハウスやダイワハウスなどの鉄骨の家も同じくらい寒いと思われます。
デメリット3 欠点もないがおおきな個性がない
積水ハウスはCMがうまい会社で、売り上げが日本一だそうです。
積水ハウスがなぜ売れているのかといえば、単純に売り方がうまいんだと思います。
ヘーベルハウスは北日本には展示場がなく、全国展開していません。
積水ハウスは全国に展示場がありますし、広告宣伝費もかなり使って、優秀な営業マンたちが家を売りまくってる印象です。
CMの影響で積水ハウスを知らない人はあまりいません。
個人的には、売り方がうまいので売り上げナンバーワンですが、オンリーワンなハウスメーカーではないと思います。
積水ハウスの家の外観は似たり寄ったりなところがあります。とくに鉄骨造は外壁がダインコンクリートで四角い感じの家になるので、どことなく似ています。
個性的なオンリーワンのマイホームが欲しければ、積水ハウスのような大きなハウスメーカーで建てない方がいいでしょうね。
積水ハウスの家の性能は高いですし、大きな欠点はありません。一方、大きな個性というのも出しにくいのかな…という気がします。
突出した個性がないことが長く住み続けるにはいいということもあります。
自分たちが選んだハウスメーカーのデメリットを強調してしまったような気もしますが、どのハウスメーカーを選んでもデメリットはありますので。
それにしても積水ハウスの家は大きな欠点はありません。
大きな出費ではありましたが、夫婦ともに「今まででいちばん買ってよかったものはマイホーム」だと思ってます。
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[…] ともくらしさんより引用 […]