「そろそろ一戸建てを建てたい!」
そう思い始めたとき、一体何から始めればいいのか分からなかったことを思い出します。
わが家が本気で一戸建てを建てたいと思い始めたのは2017年1月のことでした。
最初は何から始めればいいのか分からず、とりあえず家の近くの住宅展示場を回り始めました。その半年後、積水ハウスと契約することになりました。
わが家がハウスメーカーと契約するまでにしたことを公開します。
目次
わが家のハウスメーカーを決めるまでのスケジュール
わが家は家を建てようと思ってからハウスメーカーを決めるのに6カ月間かかっています。
具体的な流れはこのような感じです。
↓
② ハウスメーカー主催のイベントに参加してみる(1カ月)
↓
③ ハウスメーカーを3社にしぼって相見積もりを取る(3カ月)
1月~3月まで 住宅展示場を訪問しまくる
最初はどのようなハウスメーカーがあるのかもわからなかったので、近所の住宅展示場を回ってみることにしました。見たハウスメーカーは7つです。
- 住友林業
- 大和ハウス
- 積水ハウス
- ミサワホーム
- 三井ホーム
- へーベルハウス
- 一条工務店
住宅展示場に行くメリットは、ハウスメーカーの持ち味が分かることですね。
住宅展示場はハウスメーカーが建てられる最もハイグレードなお家で、実際はスーパーお金持ちにしか手が出せない最高級の豪邸です。いわば普段着ではなくドレスで着飾った状態のお家。
それなら見ても仕方ないのかと言えばそうではなくて。私は展示場からハウスメーカーのセンスを見ることができると思いました。最高にドレスアップしたおうち(展示場)が気に入らなければ、普段着(現実的な家)は絶対に気に入りませんからね。
営業マンのセールストークも参考になります。なぜなら、展示場で最初に説明されることがハウスメーカーのいちばんの売りだからです。
積水ハウスなら外壁のダインコンクリート、住友林業なら無垢の床材、ミサワホームならスキップフロアを使った間取り…と言った感じです。
3月~4月 ハウスメーカーのイベントに参加してみる
各社いろいろなイベントを開催しており、「家づくりの最初のスタートにどうですか?」と勧誘を受けました。
興味のあるハウスメーカーをしぼりショールームやイベントに足を運びました。
- 3月4日 ヘーベルハウスとショールームで打ち合わせ
- 3月12日 大和ハウスのバス見学ツアーに参加する
- 3月18日 積水ハウスの住宅見学会に参加する
- 4月9日 積水ハウスのすまいの夢工場に行く
- 4月15日 ミサワホームの住まいづくり大成功フェア
とくに参考になったイベントはオーナー邸の見学会です。住宅展示場に慣れているとリアルサイズのお家を見ると超ガッカリします(苦笑)
でも「実際のおうちってこんなもんなんだ~」ということが分かるので行っておいて損はないですね。
4月中旬~7月 ハウスメーカーを3社に絞り、相見積もりを取る
3ヶ月くらいかけて候補のメーカーを3社に絞りました。積水ハウス、ミサワホーム、住友林業です。
各社と打ち合わせを重ね、間取りを作成してもらい、それぞれ見積もりをいただくことにしました。
いわゆる「相見積もり」です。3社から見積もりをもらい、最終的に一番よいメーカーに決めるというやり方です。
各社との打ち合わせスケジュールを参考までに記録しておきます。契約に至った積水ハウスとはいちばん濃密に打ち合わせを重ねたことが分かりますね。
積水ハウスとの打ち合わせ記録
- 4月23日 設計と間取りのヒアリング
- 5月14日 太陽光、床暖房、お風呂、トイレなどの設備の説明
- 6月4日 ゼロエネルギーハウスの説明
- 6月17日 間取りの修正
- 7月2日 間取りの修正、概算見積書とメンテナンスプログラムをもらう
- 7月14日 詳細見積書をもらう
- 7月16日 見積書をもとに仕様の変更の打ち合わせ
- 7月23日 仕様変更の確認、建築士の重要事項説明
- 7月30日 契約
ミサワホームとの打ち合わせ記録
- 5月14日 オーナーさんの住宅を見学
- 5月27日 設計と間取りのヒアリング
- 6月10日 間取りの提示
- 6月25日 概算見積書とメンテナンスプログラムをもらう
- 7月2日 お断りの電話をする
住友林業との打ち合わせ記録
- 5月13日 設計と間取りのヒアリング
- 5月20日 オーナーさんの住宅を見学
- 5月28日 間取りの修正、工法の説明
- 6月11日 住まい博に参加
- 6月18日 外壁についての説明
- 7月17日 概算見積もり提示、その場でお断りする
住宅展示場を見るのと同時に本を読みました
ハウスメーカーの営業マンは話がうまいです。当然、自社にとっていい情報しか言いません。
消費者は家のことなんか何も知らない素人。営業マンと我々の情報格差は天と地ですよ。
「こりゃ、住宅の情報を知らなすぎるとカモにされるな」
そう思ったので、住宅展示場を回りながら住宅に関わる本を何冊か読みました。家を建てようと思い始めたときにまず読んでおくと役立つ3冊を紹介します。
住宅展示場を回る前に読んでおくと超役に立つ本。ふつうの夫婦が知識ゼロからハウスメーカーで家づくりする体験記を漫画にしたものです。
作者のハウスメーカー選びの失敗談や工法(木造軸組とか鉄骨とか)の説明まで分かりやすく説明されていて、これから始まる家づくりのイメージができます。何も分からない人はこれだけは読んでおくといいですよ!
ホームインスペクションの方が書いた本です。ホームインスペクションとはなんぞや?なんですが、ハウスメーカーが建てた住宅に欠陥がないか、第3者の立場からチェックするプロフェッショナルです。
業界の裏話的なことも書いてあったり、ハウスメーカーを名指しでぶった切っているのでかなり読み応えがあります。「パナホームの営業トークには騙されるな。住友林業は発注ミスが多くてアフターも悪い。」とか、そこまで書いていいんかい!みたいな。
かなり信憑性はあると思います。この一冊を読んでおくと営業トークに騙されなくて済むかも。
本当にいい家とは何かを考えるときにひとつの指標となる本です。簡単にいえば、住宅の気密性と断熱性が超大事ですよというお話です。
機密性と断熱性が高い住宅は、健康に良く、冷暖房費などの光熱費のランニングコストの削減になるのだそう。家の性能とは何かが分かりやすく説明されているので、おすすめです。