公認会計士

【公認会計士】予備校比較 上位3校で合格者9割占有という事実

こんにちは、公認会計士のコウです。

私の公認会計士試験の受験実績は2011年12月の短答式試験、2012年8月の論文式試験に合格して大手監査法人で働き始めました。

公認会計士試験は独学では相当ハードルが高いので予備校を利用しました。

自分に合う予備校はどこかなと悩んでいる人も多いと思うので、私の実体験をもとに各予備校の特徴や選ぶ時のポイント・各予備校の比較内容を書いていきます。

予備校の特徴

公認会計士試験向けの予備校は資格の大原・資格の学校TACが最大手で2台巨頭として君臨していました。

しかし、2019年試験結果から、CPA学院が大幅に合格者数を伸ばし大原CPA学院TACが3大予備校となってきており、その傾向は2020年試験結果でも同じです。

その他にもいくつかあるのですが、LEC東京リーガルマインドと教育方針に特徴のあるクレアールを含めた5校をピックアップして比較していきます。

 

東京CPA会計学院 近年最も成長している予備校



校舎が早稲田と日吉にあり、私が受験したときは早稲田と慶応生を主な生徒として、知名度・合格実績ともそれほどなかったCPA会計学院。

2017年5月に水道橋校、201810月に梅田校を開校し、早稲田・慶応だけでなく幅広い学生や社会人等を受講生として迎える体制を整えており、合格実績も着実に伸ばし2019年にはTACとほぼ同じ合格者数となるなど大躍進しています。

2017年12月にLECから財務会計論の渡辺講師、管理会計論の池邉講師、2019年4月に大原から財務会計論の折原講師が移籍してきており、講師陣の充実も図っています。

 

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資格の大原 合格実績NO1最大手予備校

資格の大原 公認会計士講座

言わずと知れた公認会計士試験の最大手予備校。

私が受験した2012年前後は資格の学校TACと合格者数はほぼ同じだったのですが、近年は資格の学校TACを大きく上回り、合格実績No1となっています。

受講スタイルは

  • 教室通学
  • 集中資格取得コース
  • 通信講座

など数多くの選択肢があり、日本全国に校舎があります。

講師は常勤スタイルとなっていて、いつでも質問に行けるなど講義以外のフォロー体制が充実しています。

テキストについては実際に教壇に立つ講師自らが毎年作成しているオリジナル教材なので、最新の出題傾向を反映した合格するためのテキストになっています。

 

公認会計士講座【資格の大原】

 

資格の学校TAC 合格者の3割を占める安定した合格実績

資格の大原と並ぶ最大手予備校

私が受験した当時は資格の大原と合格者数はほぼ同じだったのですが、近年はやや資格の大原の後塵を拝しています。

ただし、合格実績としては長年の実績があり、合格者の3割ほどを占めているなど安定した実績を誇っているので資格の学校TACを選んでも後悔することはないでしょう。

大きな特徴としては講師が全員公認会計士試験合格者という点です。

講師全員が公認会計士試験合格者となっている予備校は他にありません。実際に講師自身が受験を経験しているので、その授業内容については講師の体験を踏まえたものでもあるので信頼度は抜群です。

 

LEC東京リーガルマインド 短答と論文の2コースでリーズナブル

名前に「リーガルマインド」とあるように司法試験など法律系において実績を持つ予備校ですが公認会計士試験においても大手と言える実績を持ちます。

特徴としては、公認会計士試験講座を短答式試験対策と論文式試験対策とに明確に分けていることです。

他の予備校では短答式試験対策と論文式試験対策は1つのコースとしてセットになっており、短答式試験対策だけというのはLEC東京リーガルマインドだけの特徴です。

短答式試験対策と論文式試験対策の講座が分かれていることで、価格も手ごろとなっており、これから勉強に取り組んでいこうとする人にとっては経済的にとても助かります。

 

クレアール 独自の学習法を採用した勢いのある通信講座

クレアール

「非常識合格法」という商標登録まで取得している、特色ある学習方法を実践している予備校。受講方法は通信のみです。

合格に必要な学習範囲を「合格必要得点範囲」として厳選し、その部分を徹底的に習得する独自の効率的学習法であり、最小の労力・最小の費用で合格を目指す、受験特化型の勉強方法と言えます。

教材の監修は、シリーズ累計5万部を突破した公認会計士受験書の著者である石井和人講師と、元公認会計士試験委員で公認会計士講座講師としても実績のある堀江正之講師。今とても勢いのある予備校です。

予備校比較 4つのポイントで解説

ここからは予備校を選ぶうえで大事な

  1. 合格実績
  2. カリキュラムの充実度
  3. 講師の充実度・フォロー体制
  4. 受講費用

の4つポイントに分けて各予備校を比較していきます。

比較① 合格実績 資格の大原がNO1

 

大原近年TACを引き離しNo1の座を確保している
TAC近年は大原に差をつけられているものの、合格実績としては最大手
CPA会計学院校舎を増やし合格者数も順調に伸びてきている
LEC法律系ではあるものの大手の資格学校として確かな実績
クレアール合格実績についてはこれから

 

過去3年間の論文式試験の合格実績を各予備校の公式サイトからまとめました。

といっても合格者数を公表しているのが大原・TAC・CPA学院だけだったのですが、この3校で公認会計士試験合格者の9割近くを占めています。

またCPA学院の合格者数も飛躍的に伸びてきており、2019年にはTACとほぼ同数となっています。

2020年の試験については大原とTACがほぼ同数でトップCPA学院が合格者を2019年度と同水準を維持するなど3強体制が続いています。

公認会計士試験は相対的点数が求められる、つまりほかの人よりも少しでも高い点数を取ることが求められる試験なので、ほかの受験生が得点できる問題は確実に得点しておく必要があります。合格者占有率の高い資格の大原で勉強をしていればほかの受験生に後れを取ることはありません。

LECとクレアールは合格実績を公表していません。私の監査法人時代の経験から、周囲にLEC受講生はちらほらいたのですがクレアール受講生には会ったことがありませんでした。

比較② カリキュラムの充実度 フォロー体制の充実度はCPA学院

CPA会計学院暗記ではなく理解を重視した質の高い講義と教材。合格者講師が常駐し、いつでも的確なアドバイスを受けることが可能
大原短答式試験・論文式試験ともに充実の講義・答練等の回数を確保
LEC論文式試験の講義を手厚く実施
TAC論文式試験の答練回数がやや少なめ
クレアール講義回数等が不明のため評価できませんでした

 

CPA学院はフォロー体制に力を入れており、合格者講師にいつでも的確なアドバイスを受けられるだけでなく、電話でもメールでも、いつでも自由に相談することができます。

 

初学者が2年間かけて公認会計士試験合格を目指すことを前提に各予備校の講義回数・答練等の回数をまとめました。

もちろん単純に回数が多ければ良いというわけではなく、その中身の充実度も考慮しなければいけませんが、ここで各予備校の特色が出ています。

短答式試験については各校ともにそれほど大きな差はありません。

論文式試験については各校でそれぞれ大きな特徴が出ています。

CPA学院は講義回数についていえば短答式・論文式試験ともに他校と同水準になっています。講義回数よりも教材の充実度に力を入れいている予備校です。

最もバランスがいいのが大原です。論述式の論文式試験対策として講義=インプットの時間も確保しつつ、答練=アウトプットにかなり力を入れています。

TACは講義の時間は大原とそれほど変わらないのですが、答練等の数がかなり少なくなっています。私自身はTACに通っていたのですが答練の回数をこなすのではなく、同じ答練を何回も解きなおすことで一つ一つの教材を確実に身に着けていくスタイルでした。

LECは論文式試験向けの講義回数・答練回数ともに数が最も多くなっています。論文式試験に向けてインプットもアウトプットも充実させて手厚いカリキュラムとなっています。

クレアールは情報がなかったので評価できなかったのですが、予備校の宣伝文句が非常識合格法であり、最小の労力で合格を目指す方針なので講義回数自体は上記予備校よりも多くはないと思われます。

比較③ 講師の充実度・フォロー体制 他校からの人気講師の移籍により充実を図るCPA会計学院

CPA会計学院他校からの人気講師の移籍により充実を図る
大原講師は常勤で質問対応体制が充実
TAC講師全員が公認会計士試験合格者
クレアール人気・実力派講師プロデュースによる講師
LEC人気講師が抜けてやや苦戦

 

CPA学院は大原やLECから人気講師の移籍により講師陣の充実を図っています。質問などのフォローについても常駐専任講師が対応してくれるので安心です。

TACでは講師全員が公認会計士試験合格者なので、その資質は間違いありません。全員公認会計士なので、人件費大丈夫かな?と心配になってしまいます(笑)

大原は講師が常勤なのでいつでも質問に行けるなどフォロー体制がしっかりしています。

クレアールは人気講師である石井和人講師と、元公認会計士試験委員の堀江正之講師がカリキュラム、教材、講師等をプロデュースしているので一貫した講義・フォロー体制となっています。

LECについては人気看板講師が引き抜きにあったためやや苦戦している状況です。私が受験した頃は財務会計論の渡辺先生、管理会計論の池邉先生という人気の講師がいましたが、今はCPA会計学院に引き抜かれてしまいました。現在の講師についてはあまり情報がないのでその実力は未知数です。

 

比較④ 受講費用 LECは短答と論文で分離し低価格を実現

クレアール短答式試験・論文式試験合わせて最安水準
LEC短答式試験と論文式試験を分離し、スマートな価格設定
CPA会計学院短答式試験・論文式試験セットのコースで65万円
大原短答式試験・論文式試験セットのコースで78万円
TAC大原と同じ水準

初学者が2年間かけて公認会計士試験合格を目指すことを前提にした各予備校の費用をまとめました。

予備校の価格比較(2年初学者合格コースで比較)

短答式試験論文式支援
資格の大原780,000円
資格の学校TAC約780,000円
CPA会計学院658,000円
LEC東京リーガルマインド278,000円297,000円
クレアール540,000円(割引コース448,000円)

※ 表の金額は定価なので、実際にかかる費用としては各校とも〇〇割などキャンペーンを実施しているのでそちらを利用すれば少し安くなります。

※TACは簿記のレベルにより金額が違います。平均780,000円です。

クレアールは他の講座と比べて20万円ほど安い価格設定になっています。

LECの短答式試験と論文式試験を分けた価格設定が初学者にはとても取り組みやすくてなっています

仮に短答式試験で挫折した場合、LECなら費用は27万8千円で済みますが、TACや大原ですと78万円を捨てることになります。

他の予備校では短答式試験だけというコース設定はありませんので、LECの一番の特徴と言えます。

クレアールについては短答式試験・論文式試験を合わせた金額だと最安となっています。クレアールの勉強方針に合えば最も格安の予備校受講料となります。

大原とTACはさすが最大手だけあって同じような水準となっています。この金額を高いとみるか妥当とみるかは人それぞれだと思いますが、この2校であれば支払う価値があることは間違いありません。

 

私が利用した予備校はLECとTAC 今選ぶなら1位CPA学院・2位大原

 

ちなみに7年前に私が利用した予備校は

  • 短答式試験・・・LEC東京リーガルマインド(通信)
  • 論文式試験・・・資格の学校TAC(通学)

でした。

私が予備校を選んだポイントは短答式試験と論文式試験で異なりました。

 

短答式試験はLECの通信講座

 

短答式試験のポイント
  • 初学者なので分かりやすい講師の授業を受けたい
  • 経済的な負担を少なくしたい

短答式試験の受験勉強中は地方に住んでいたので、近くに通学できる予備校がなく通信にせざるを得ない状況でした。そのため、通信講座で受講する前提で予備校を選びました。

私は簿記については大学の授業で少しかじった程度でほぼ初学者でした。そのため、初学者にも分かりやすい授業をする講師の授業を聞きたいと思っていました。

友人からの口コミやネットで調べ、LECに財務会計論で渡辺先生、管理会計論で池邉先生という人気の講師がいて授業が分かりやすいということだったのでLECが候補となりました。

また、LECは短答式試験と論文式試験のコースを分けており、経済的負担が軽く公認会計士試験に取り組めます。

正直それほどお金がなかったことと、短答式試験に受かった後でLECとの相性が悪かったとしても論文式試験になったら予備校を変えればいいや、ということでLECに決めました。

ちなみに、短答式試験は2回目の受験で合格でした。

論文式試験はTACの通学

 

論文式試験でのポイント
  • 合格実績がある予備校で答練を受講したい
  • 家から近いところで通いたい

 

論文式試験はとにかく答練を数多く解くアウトプットが大事だと考えました。本試験に近い環境で答練を解けば、知識・集中力・経験が積めると思い受講スタイルは通学にすることにしました。

短答式試験が合格した後、論文試験対策のために実家のある東京に引っ越し、通信ではなく通学が可能になりました。

合格実績がある予備校を受講すれば大多数の受験生と同じ教材・答練で勉強でき、少なくとも後れを取ることはないと考え、大原かTACに選択肢を絞り込みました。

TACに決めたのはたまたま実家の隣駅にTACの校舎があったためです。大原の校舎の方が近くにあったら大原に決めていたと思います。

 

2021年時点で選ぶなら1位東京CPA学院・2位大原

仮に2021年時点で私が公認会計士の試験勉強を始めるなら、短答式試験・論文式試験ともにCPA会計学院を選びます。

初学者にも分かりやすい授業をする講師がLECからCPA会計学院に移ったからです。

また、近年はCPA会計学院の躍進が目覚ましいものがあり、合格者数はTACと同じレベルまで伸びてきています。正直こんな短期間でこれだけ躍進する予備校があるとは思ってもいませんでした。

長期的な合格実績では大原がダントツなのは間違いないですが、勢いのある予備校には優秀な受験生や講師が集まってくるので直近の傾向を見るとCPA会計学院が有力な選択肢となります。

合格実績から選ぶとすれば、合格実績No1の座を維持している大原を選択するべきです。

合格実績を長年維持することは優秀な講師陣とフォロー体制がなければできないことなので、これから公認会計士試験の勉強を始める人にも間違いがない予備校としてすすめることができます。

経済的負担については大原を選ぶことで多少受講費用が多くなりますが、無事合格して公認会計士になればそんな金額はすぐに回収できます。

タイプ別おすすめの予備校

 

4つのポイントでの比較を踏まえ、私の独断によるタイプ別のおすすめ予備校は次のとおりです。

充実したカリキュラムの予備校で確実に合格したい

CPA会計学院

 

実績があり間違いのない予備校を選びたい

公認会計士講座【資格の大原】

 

受験合格に特化して最小の労力で合格したい

クレアール

 

 

経済的負担を少しでも軽くして勉強したい

LEC

 

予備校は大手で、講師は公認会計士がよい

資格の学校TAC

 

それぞれ予備校の特徴があるのでぜひ資料請求して比較検討し、自分に合う予備校を見つけてよい環境で試験勉強に取り組んでください。

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