ハウスメーカー選び

わが家がダイワハウスより積水ハウスを選んだ理由。ダイワハウスのデメリットを挙げてく

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

わが家がダイワハウスの展示場を訪れたのは2017年1月のこと。

ダイワハウスの展示場は素晴らしく立派で、展示場の中でもときめく間取りでした。

バス見学会にも参加しましたが、見積もりを取る前に候補から外れてしまいました。

わが家はなぜダイワハウスを選ばなかったのか?ダイワハウスよりも積水ハウスを選んだ理由を中心に書いてみます。

家づくりに対する思いを感じなかった

住宅展示場で最初に説明されることがハウスメーカーの一番の売りであると考えています。

ダイワハウスが何を最初に説明したのか?

全ハウスメーカーの売り上げ規模のランキングを見せられ、「ダイワハウスはぶっちぎりで売り上げ一位ですよ!」ということだったのです。

戸建て住宅の売り上げは積水ハウスが一位ですが、ダイワハウスは大規模な商業施設や老人ホームなども手掛けているので、トータルの売り上げはぶっちぎりの一位なんですね。

つまり、住宅の特色ではなく経営状態の良さをアピールしたのです。

経営状態がいいというのは大切なことだとは思います。家を建てている途中に会社がつぶれては困りますしね。

でも、住宅メーカーを選ぶ一番のポイントってそこ?

ダイワハウスの特色が分からない。ダイワハウスじゃなきゃダメな理由が何もない。わが家にはダイワハウスの魅力が伝わってこなかったのです。

ダイワハウスの天井高2.72mは他社に負けている

ダイワハウスパンフレットより引用

ダイワハウスが戸建て住宅といえば、竹野内豊さんがCMをやっている「高~い天井」ですよね。

ダイワハウスといえば高い天井というイメージでした。

一般的な戸建ての天井高は2.4mですが、ダイワハウスは2.72m。30センチ天井が高いと、空間が広く感じるメリットがあります。

わが家のパパのこだわりで、天井を高くしたい!ということがあったので、天井高はポイントでした。

ダイワハウスの高い天井が好評だったためか、2017年に積水ハウスと住友林業が新商品を発売。ともに天井高を売りにしています。

・積水ハウスのイズシリーズ:2.74m(ダイワハウスより2センチだけ高い)

・住友林業のForestBF:2.8m

・ミサワホーム:3.5m

 

今となってはダイワハウスの強みである高い天井は他社に追随されてしまったので、ダイワハウスでなきゃいけない理由は何もないと判断しました。

リアルサイズの家はいまいちだった

f:id:mamu311:20170811210736j:image

ダイワハウスのパンフレットから引用

住宅展示場が立派なダイワハウスですが、バス見学会で訪れたオーナー邸や30坪代のモデルハウスは普通だったんです。

軽量鉄骨造の住宅って展示場みたいな大規模な住宅ではステキなのに、36坪くらいの一般的な戸建てになると本当にがっかりしてしまったんですね。

軽量鉄骨造のハウスメーカーはどこも同じなんでしょうけどね。プレハブ住宅っぽくなるといいますか、四角いつまんない普通の家に見えてしまいました。



制振装置は積水に軍配

バス見学会のオーナーさんがダイワハウスを選んだ理由はこれだったそうです。

「地震に強い家だから」

わが家としては、ダイワハウスが他社と比べて特に地震に強いとは思えません。

地震に強いとは何か?よく言われるのが「耐震・制震・免震」です。

「耐震性」は各社どこも力を入れていて、比べようがないと感じました。ダイワハウスが耐震性がダメだというわけではなく、特に優れているとも思えなかったんです。

気になったのが「制震」の方です。

鉄骨の住宅は揺れやすいという弱点があるため、制震装置が壁の中に入っています。

積水ハウスの制振装置シーカスは国土交通省の認定を受けており、性能の高さをアピールしていました。

国土交通省の認定を受けている制振装置は積水ハウスとヘーベルハウスだけとのこと。ダイワハウスは入っていません。

そのへんもダイワハウスよりも積水ハウスの方がよく見えてしまいました。

外壁が好みじゃなかった

f:id:mamu311:20170811210829j:image

ダイワハウスのパンフレットから引用

わが家は積水ハウスのおうちを建てることにしたのですが、その理由のひとつが積水ハウスの外壁ダインコンクリートが気に入ったからということです。

ダイワハウスの外壁は一番厚みがあるものでも33ミリ。対して積水のダインコンクリートは60ミリ。

某木造メーカーの設計士に聞いたところ「鉄骨は外気の熱が伝わりやすくて熱くなってしまうので、熱を通さないように外壁を分厚くしないといけないんです」とのこと。

ダインコンクリートって超分厚くて重いです。パパがその厚みを「重厚感があっていい!」と捉えて気に入りました。

言われてみれば、ダイワハウスの外壁は薄い分ちょっと安っぽく見えるような。耐熱性に優れ頑丈という評判なので、機能的には優れているんでしょうけどね。

デザインは積水ハウスの勝ち!鉄骨の外壁の分厚いは正義!これは好みの問題ですけどね。

ネットゼロエネルギーハウス(ZEH)で後れを取っている

「ゼッチって何?」

ですよね。わが家も積水ハウスの営業マンに熱く熱く語りまくられて、初めて知りました。

ゼッチいいね!うちもゼッチにしたい!と思ったわが家。

ゼッチとは「ネットゼロエネルギーハウス」の略です。頭文字を取ってZEH(ゼッチ)

簡単に言うと、自分たちの家で使うエネルギーは自分たちで賄おうね!ってこと。(でいいのか…?)

エアコン使ったり、料理したり、お風呂に入ったりすると電気やガスをいっぱい使いますよね。自分たちの使ったエネルギーは、屋根に太陽光を乗せて電力を作り出して賄おうということです。

そのために断熱性を高め、そもそも電力をたくさん消費しない高性能の家にする必要があります。

消費するエネルギーと作り出すエネルギーが同じということは、理論上は電気代とガス代が実質的には負担ゼロのお財布に優しい家にもなるはず。

2016年の積水ハウスのZEHの普及率は74%、対してダイワハウスは22%にとどまり、後れを取っています。

というのも、ZEHというのは積水ハウスの会長が国の偉い人達と言い出したことなので、積水ハウスは一丸となってZEHを押しまくってるからなんですけどね。

ZEHの考え方はいいと思いましたし、ZEHの家にすれば光熱費のランニングコストが抑えられるメリットがあるため、積水ハウスを選ぶことにしました。

営業マン、設計士の対応がいまいち

f:id:mamu311:20170811211525j:image

ダイワハウスをやめた一番の理由はこれかもしれません。営業マンと設計士の対応が悪かった!

これはたまたま当たった人との相性が悪かっただけかもしれません。が、それもまた縁といいましょう。

特に設計士が偉そうで発言が上から目線に感じてしまいました。

「いいお家を建てるコツは早めにハウスメーカーを決めること!契約後の打ち合わせを綿密にした方がいい家が建つんですよね。みなさん契約前にたくさんのハウスメーカーを見られて疲れてしまうんです。」

え?

契約前にしっかり打ち合わせして見積もり出してもらわなくちゃ契約なんかできなくない?

契約した後の打ち合わせで仕様変更がたくさんあったら、契約の意味なくない?

ってか、いろんなメーカーと見比べて本当にいいと思ったメーカーを選びたいんですけど?

「時間があるのでゆっくりやりたいのですが。見積もりをもらっても契約しない人もいますよね?」と言ってみたら

「そういう方もいます」と返されましたけど

ってか、普通にいるでしょ?

正論のような言い方ですが、相見積もりを取って他社と比較検討するのを阻止し、早くダイワハウスと契約させようとする意図の発言です。

何千万円の買い物をするのに一社しか見積もりを取らないで決めるなんてギャンブラーなことできませんけど!

「こいつら簡単だろ」って舐められていると思いました。

間取りも設備も決めないで契約したら、値引き交渉なんて出来ません。契約後に仕様がアップして金額が跳ね上がることも考えられます。

契約前にいろいろなメーカーを比較検討し、できる限り細かい仕様まで決めて詳細見積もりの中身をチェックして、納得したうえで契約したい。

それがわが家の願いでした。

設計士から出た発言は消費者を舐めていると思えました。この時点でダイワハウスは候補から外れました。

 

家を建てるときに大手ハウスメーカーのみに選択肢を絞っている方もいるかと思います。家を建ててから感じたことは、大手ハウスメーカー以外にも目を向けておけばよかったということ。契約前なら間に合うので、こちらの記事も読んでみてくださいね。

地元工務店で建てた友だちの家がうちより1000万円安かった件。次に家を建てるなら大手ハウスメーカーじゃなくて工務店で建てたい最近、地元の友だちが新しく家を建てたという話を聞き、遊びに行ってきました。 友だちの家は大手ハウスメーカーではなく、地元の工務店で...
この記事のURLとタイトルをコピーする