積水ハウスで家を建てるときに、夫婦で意見が一致しなかったことがあります。
「エアキス」にするか、しないか。
夫はエアキスにしたい。
妻はエアキスにしなくていい。
結果的に夫の意見を尊重して、エアキスを採用しました。
エアキスを採用するかしないか迷っている方のために、エアキスってぶっちゃけどうなのよ?
ということを記しておきます。
目次
エアキスで家の空気がキレイになる
エアキスとは積水ハウスの商品名です。
簡単に言うと「家の空気をキレイにする」ということ。
積水ハウスのホームページを見ると
- 化学物質を出さない
- 化学物質を吸着させる
- 化学物質を換気する
とあります。
家が完成したあと「性能評価証」というものがもらえます。
ホルムアルデヒド、トルエン、キシレン、スチレン、エチルベンゼン
といった有害物質の数量が少ないという証明書です。
国の定めた基準の2分の1以下に抑えられいてるとか。
エアキスを採用してみて感じるメリット
- スタンダード(自然換気)
- プレミアム(熱交換換気)
- ハイグレード(全館空調)
の3種類があるそうです。
わが家が採用しているのは、もちろんいちばんリーズナブルなスタンダード。
エアキスの家に住んでみて、「これはいい!」と思ったのは3つです。
1 アレルギー体質の子どもがくしゃみをしない
うちの息子(4歳)はアレルギー性鼻炎があります。
保育園では鼻水が止まらず、お昼寝のときは一人空気清浄機のとなりに寝かされていたりします。
そんなアレルギー体質の息子、エアキスの家ではくしゃみをしません。
大人にとっては正直なところエアキスでどれだけ空気がキレイになってるのか実感できないところ。
息子がくしゃみをしないというのは、空気がキレイになっているということなのだと前向きに解釈しています。
2 部屋の中のにおいがしない
某ハウスメーカーで家を建てた友だちの家は、新築時に家中から変な臭いがして気持ち悪くなったそうです。
わが家に関していえば、家の引き渡しを受けた時点で臭いは全くしませんでした。
その後も、家の中が常に「無臭」です。
3 リビングの湿度が常に40%台に保たれている
いちばんのメリットがこれ。
エアキス仕様の家は、リビングの壁の一部を「塗り壁」または「エコカラット」にしなければならないというルールがあります。
化学物質を吸着させる目的のほか、調湿作用があって湿気を吸い取ってくれる効果もあるとか。
わが家はテレビ裏から和室にかけて広大な塗り壁を設置。
おかげでリビングは夏場でも常に湿度が40%台に保たれています。
エアコンをつけていない状態でも50%を超えたことがありません。
塗り壁がない2階はエアコンをつけていないとと60%超えているので、塗り壁効果おそるべし。
エアキスにしなければ塗り壁にしようという発想自体がなかったので、エアキスにしたおかげだと思っています。
エアキスのデメリット
1 天井の間接照明ができなかった
エアキスにするためには、使う部材やら壁紙にいろいろと制約があるのです。
壁紙が少ない種類からしか選べなかったのはそれほどデメリットを感じなかったのですが、
折下げ天井に間接照明がつけられなかったのは痛かった!
エアキス仕様にすると天井の下地がピンク色になっています。
天井に間接照明をつけてしまうと、天井が真っピンクに照らされてしまうのです。
泣く泣く間接照明は諦め、エアキスを優先することにしました。
2 家の外観の給気口が目立つ
エアキスにすると、一部屋に対してひとつの吸気口を付けなければいけません。
外側が給気口だらけの家になってしまいます。
わが家はできるかぎり目立たないように設置したので、それほど気になりません。
が、外観にこだわる方はイヤかもです。
3 高い
営業マンはエアキスをそれほど勧めては来ませんでした。
「エアキスはとてもいいものですが、ほかで優先順が高いものがあればカットしちゃってもいいですよ」
と何度か言われました。
エアキスキャンペーンで10万円割引が入りますが、エアキスをカットすれば20万円くらいコストダウンできるといわれました。
「空気がキレイとか湿度とか興味がないよ」という方は、積極的にカットしてしまってもいいと思います。