積水ハウスの鉄骨の家に住んでます。商品名はイズロイエ。外壁はダインコンクリートです。
鉄骨造の家は冬寒いとか結露するという話は聞いたことがありますか?
結論からいえば
- 積水ハウスの鉄骨は寒くない
- 結露したことは一度もない
のです。
ただ、「寒いかどうか」は個人の感覚的なところも多いので、数字で示します。
目次
家の中の気温を実際に測ってみた結果
計測した日の外気温は6.6度!
計測した場所は玄関の外です。わが家は北側玄関なので日差しが当たらずとても寒いのです。
玄関はどうしても寒くなる
まずは玄関の気温を測ってみました。
玄関ドアは断熱性に優れた「ノエルド」という商品なんですけど、玄関はいつも「寒い!」って思いますね。
いくら断熱性のある玄関でも外気温+4.2度で、寒いと感じます。
リビングダイニングは冬でも暖房いらずの暖かさ
リビングダイニングの気温を測ってみました。
家の中の暖かさは間取りにかなり影響されます。リビングの位置はここです
わが家のリビングダイニングは冬でも昼間はすっごく暖かいです!暖房をつけていないのに外気温+15.2度もあります。
リビングダイニングの南面に5mの大開口窓があるため、冬でも日差しが入って来て暖かいです。日が沈むと寒いので床暖房は必要ですが、昼間は真冬でも暖房をつけなくてOKです。
洗面所は冬寒い
つづいて洗面所の気温を測ってみました。
洗面所の位置はここです
わが家の洗面所は外気温+6度しかなく、寒いです!
わが家の洗面所が寒いのは間取りのせいです。
- 北側にあり
- リビングと廊下を挟んだ位置
- となりに階段がある
わが家の場合、1階のリビングを出た廊下、階段、洗面所が寒いゾーンになってしまってます。
洗面所が廊下を挟まずにリビングと隣接した場所にあったら暖かかったんだと思います。これは間取りの失敗です。
2階の寝室は外気温が氷点下でも10度以下に下がらない
最後に2階の寝室の気温を測ってみました。
2階の寝室はここです
2階の寝室は外気温+8.5度。外気温が氷点下に下がっても、10度以下に下がることはありません。
わが家の寝室は2階の南側にあるためわりと暖かいです。北側にある部屋はもっと寒くなるでしょう。
積水ハウスの窓は高性能なので結露は一度もしたことがない
積水ハウスのアパートに住んでいた人から言われたことがあります。
「積水ハウスのアパートはめっちゃ結露する!積水ハウスの家は結露するからやめた方がいいよ!」
これは嘘ですね。積水ハウスの最新の家は窓の性能が高いので結露しません。
積水ハウスのアパートが結露をするのは性能の低い窓を使っているから。オーナーさんが建築費を節約するために窓の性能をケチったんでしょう(笑)
積水ハウスは大開口窓の「スローリビング」と「ZEHゼロエネルギー住宅」を目玉商品としています。
超高断熱アルミ樹脂複合サッシ(SAJサッシ)が標準でついてきます。
積水ハウスの公式サイトより画像を引用
おそらくメーカーは不二硝子です。この窓は一般のアルミ樹脂サッシの約1.4倍の断熱性能を持つそうです。
- 外側の枠は樹脂製
- 内側の枠はアルミ製
- ガラスの間にアルゴンガスが入っている
アルミは熱を通しやすいので寒くなりがちで、樹脂の方が熱を通しにくく断熱性が高まるため、外側が樹脂になっているとか。アルゴンガスは空気よりも30%熱を伝えにくいようです。
わが家の窓は積水ハウスおすすめの大開口。縦2.5m×横5m=12.5㎡もある巨大窓です。
窓を開けてみるとわかりますが、実はこの窓超重いです!4歳の息子が全力で力を振り絞らないと開かないくらい重い。
冬場に触るとヒンヤリ冷たいとは感じるんですが、全く結露しません。
結論 古い木造の家よりはずっと暖かいけど最新の木造の家よりは寒いかも
実際に住んでみての結論です
- 低断熱の木造の家よりずっと暖かい
- 最新の高断熱な木造の家よりは寒いかも
- 間取りによっては寒い場所ができてしまう
低断熱の木造の家よりずっと暖かい
実家は30年前の木造の家ですが、実家に比べればずーっと暖かいです。
最近建てたお家でも断熱をケチった安い家は「冬は暖房を消すと外と同じくらい寒い」らしいですね(知人の話です)
断熱性がない木造の家よりは、断熱性が高い鉄骨住宅の方がずっと暖かいです。これは間違いないです。
積水ハウスの鉄骨住宅は断熱性を高めるために価格は高いです。
例
- グラスウール(断熱材) 63万円
- 家の中のすべての窓の合計 180万円(シャッター除く)
最新の高断熱な木造の家よりは寒いかも
最新の高断熱な木造住宅と鉄骨住宅を比較したらどうなのか?
先日設計士さんにお会いする機会があったので、
「イズロイエ(鉄骨)とシャーウッド(木造)どっちが暖かいんですか?やっぱりシャーウッドはもっと暖かいんですよね?」
と誘導尋問してみたところ
「(会社的には)同じだって言ってますけど、木造の方が暖かい気がします」
と言ってました。
私個人の意見としても、最新の高断熱な木造住宅の方が断熱性には優れているのではないか?という感想をもってます。
間取りによっては寒い場所ができてしまう
気を付けないといけないのは、間取りの作り方によっては家の中に寒いゾーンができてしまうんですよ。
鉄骨とか木造とか関係なく、寒くない間取り作りがとても重要なんです。これはわが家にとって盲点だったと今更後悔してます。
たとえば
- 玄関の付近はどうしても寒くなる
- リビングとの間に廊下を挟んだ洗面所は寒くなる
- 階段の周りは寒い(熱が2階に逃げてしまうため)
といったことがどうしても起こってしまうんです。全館床暖房にでもしない限り、寒いゾーンはできます。
解決策としては
- 廊下を少なくする
- 洗面所とリビングの間に廊下を挟まない
- リビング階段はやめる
- 吹き抜けはやめる
とかですかね。
「寒いのが絶対にイヤだ」と思うのなら、間取り作成の段階で設計士さんにそのことを伝えて、寒くない間取り作りをしましょう。
以上、積水ハウスの鉄骨は寒いのか検証してみました。参考になれば幸いです!
おそろしく寒い家なのですね。一条だと、平均外気-3℃で 平均で22℃ 玄関で21.5℃ 風呂、トイレ北の部屋全て22℃以上をキープします。積水ハウスは断熱性能が低すぎることがよくわかりました。
寒くないって感覚が凄い!
18℃以下なんて寒すぎです!
寒くないって感覚が凄い!
18℃以下なんて寒すぎです!
結露は見えない所で起きてますよ!
寒すぎです。
こんな感覚の日本人は多いと思います。
外国人が日本の家は寒いと言うのがわかった気がします。
寒い家にお住まいのようで、ヒートショックにはご注意ください。
寒いと感じるのは感覚的(個人)なものですし、一方で相対的(ハウスメーカー比較)なものもありますよね
30年前の木造の実家よりも積水ハウス鉄骨の方が快適な事は素直に鉄骨住宅の進歩を感じました
おそらく現代の高気密・高断熱のお家を望んでいる方たちからすると寒い家と感じるとは思いますが、しっかりデータをとって公開している記事に誠実さと大きな価値を感じました
外気温6℃台でリビングが無暖房で20℃以上あることも驚きました
国の省エネ住宅推進が進み、これからの家作りはもっと高性能よりに振られていくと思います
現段階で積水ハウスの家が暖かいという概念に共感を持つ方は少ないかもしれません
とくに家作りを熱心に勉強されている方からは
それでも外気温が氷点下になるなるような寒さでの検証記録を伝えていただければ、きっとより多くの施主の方達の参考になると思います