こんにちは、ユウリです。私は6年間「積立投資信託」を続けてきました。
銀行に預金していても利息がほとんどつかない現状、なんとか自分の資産を増やしたいと思ったので。
あるとき「忙しいビジネスマンでも続けられる積立て投資術」という本を読み、影響されやすい私は投資信託を始めました。それが2011年。
月日は流れ、私は結婚し子どもを産み、家族が3人に増えました。
コツコツと積み立ててきた投資信託はどうなったのか?19万円のプラスになってました。
「投資って怖い」と躊躇している方のために、誰でも簡単に始められる「積立投資信託」の始め方について書いてみます。
目次
そもそも投資信託ってなに?
まず、「投資信託」って何なのよ?ということについて。
さきほど紹介した本「毎月5万円で7000万円をつくる積立て投資術」を読むのがいちばん分かりやすいと思います。
以下、引用。
投資信託とは、ひとことで言うと、「透明の大きなフクロ」です。この大きなフクロの中に、たくさんの債券や株式を入れることができるのです。投資信託は多くの銘柄を同時に保有するため、リスクの分散が可能になります。
投資信託は月数万円で世界に分散投資ができる、唯一の金融商品なのです。
投資信託は債権と株式が入った大きなフクロ。運用会社が投資家からお金を集めて運用してくれます。
私たちは販売会社(◯◯証券とか)から投資信託を買いますが、時間が経つとお金が増えることもあるし、減ることもあります。
投資と聞くと、まずは株を思い浮かべますよね。
A社の株を買うとします。私はA社のみに投資することになり、A社の業績が良ければ多くの利益が出ますが、倒産したら価値はゼロ。
どの株を買うか、自分の頭で考えなければならないので、初心者にはハードルが高いですよね。
対して、投資信託は一社に投資するのではありません。ひとつのファンドを買えばたくさんの会社の株や債券を少しずつ買ったのと同じ状態に。つまり、リスクが分散されているんです。
しかも、運用会社(〇〇アセットマネジメント、〇〇投信会社)のプロの人が運用してくれるから、初心者にも手が出しやすいです。
さらに、ビビりな私は、一度に高額な投資信託を購入するのも恐ろしくて、毎月数万円ずつ積み立てる「積立投資信託」をしてきました。
積立投資信託のメリット
積立投信信託とは、投資信託を毎月少額ずつ積み立てる方法です。
投資信託を一括で購入するとき最低金額1万円からなのですが、毎月積立で買う場合は1000円とかから買うことができます。(金融機関によって最低金額が違う)
積立投資信託のメリットは、財形貯蓄や積立預金のように、毎月のお給料からコツコツと積立られることだと思います。
ネット証券のサイトで積立の登録をしてしまえば、毎月自動的に銀行口座から引き落として積み立ててくれます。
また、毎月決まった金額を買い付けるこで、価格が低いときに多く買って、高いときに少なく買うことができます。(ドルコスト平均法というらしい)
どの商品をいくら買うか?
投資信託の商品はたくさんあって、どれを選べばいいのかサッパリですよね。
私が選んだ投資信託はこの4つです。国内/海外、株式/債券にわけて分散投資をしています。
eMAXIS国内債券インデックス(国内債券)
SMTグローバル株式インデックス・オープン(海外株式)
SMTグローバル債券インデックス・オープン(海外債券)
投資信託を選ぶときのポイントは、コストがかからないものを選ぶ!気をつけたことはそれだけです。
この2点を満たす投資信託を選んでます。
①インデックスファンド
②ノーロード
①インデックスファンド(信託報酬が低い)
インデックスファンドとは市場の平均値と同じ値動きになることを目指す、シンプルで低コストな投資信託のことです。
一方、アクティブファンドは運用会社が自らの意図で銘柄を買い、市場の平均値を上回る利益を目指して運用している投資信託のことです。
インデックスファンドは日経平均株価やTOPIXなどの株式市場と同じ値動きで変動するので、どの商品を選んでもそれほど大差がありません。
それだけでなく、継続コストが安いというメリットが大きいです。
投資信託は年率〇%の「信託報酬」がかかります。インデックスファンドは信託報酬が安いんです。
名目上8%の利益を上げても、2%の信託報酬がかかれば、実質的なリターンは6%になってしまいますから、できるかぎり信託報酬が安く済ませた方がいいです。
②ノーロード
投資信託を購入するときの手数料がゼロのものを「ノーロード」と言います。
投資信託を買うときはノーロードを選ぶべきです。
たとえば、投資信託を1万円積み立てるとき、2%の購入手数料がかかる場合、実際に投資信託を買い付けるのは9800円になってしまいます。
毎月投資信託を積み立てていくとなれば、毎月手数料が取られたら半端ない金額がかかることになりますからね。
1万円を5年間積み立てたら14000円も手数料を取られるという。こんなバカらしいことはありません。
どの販売会社でどうやって買う?
「投資信託を買いたい」と思ったら買えるところはたくさんありますが、銀行の窓口では買わない方がいいですよ。
「何を買っていいかわからないから、プロの人に聞いてみよう」という発想で銀行員に相談したら、手数料が高いファンドをすすめられますからね。
銀行員はお客さんではなく、銀行が儲かる投資信託(手数料がガッポリ貰える)を勧めてくるので要注意です。
いちばんコスパがいいのは、ネット証券で口座を開設して買うことです。
私はSBI証券を使っています。なぜなら取り扱っているファンドの数が多かったから。
証券口座を開設する手続きはぜんぜん難しくないし、投資信託の買い付けもウェブ上で完結するので、ネット証券はとても便利です。
やることはこれだけしかないので、一度始めてしまえばしばらく放ったらかしで大丈夫です。
ネット証券口座の申し込み(Webに入力、本人確認書類の郵送など)
↓
サイト上でファンドの毎月の積立額を登録する
↓
基本放置
(※たまにサイトを見て微調整)
6年間積立投資信託を続けてきた結果、利益はどうなったのか!?
6年間で189,234円のプラスになりました。利益率は17.8%でした。
当初の積立額は、国内債券が毎月3000円、国内株式、海外株式、海外債券の3つは毎月2000円でした。
しばらくして利益が出たので、2015年から積立額をそれぞれ3倍にアップしてます。
6年間続けてみたファンド別の運用実績はこちら。
eMAXIS国内債券インデックス(国内債券)
積立額 393,000円
評価額 410,147円(+17,147円)
ニッセイ日経225インデックスファンド(国内株式)
積立額 220,000円
評価額 296,771円(+76,771円)
SMTグローバル株式インデックス・オープン(海外株式)
積立額 220,000円
評価額 295,793円(+75,793円)
SMTグローバル債券インデックス・オープン(海外債券)
積立額 220,000円
評価額 239,523円(+19,523円)
ポートフォリオがこれ。国内債券3:国内株式2:国内債券2:国内株式2。この比率はたまにファンドを買い付けたりし維持しています。
この比率にした理由は、価格変動が少なく元本割れリスクの少ない債券を多めに買うことで安全な運用をしようとしたためです。
投資信託は元本割れするリスクがありますが、どのファンドも元本割れすることなく、利益を出し続けてくれました。
グラフ化するとこのように増えています。
反省点と今後の運用
国内債権のファンドの比率が多すぎたと思います。
債権のファンドはリスクも低いけれど、リターンも少ないので、長期運用をするならば株式に投資してもいいのかもしれないです。
これからは国内株式のインデックスファンド、先進国・新興国株式のインデックスファンドで信託報酬が低いものに投資しようかな。
ってか、債権の価格は金利が上がると下がってしまう性質上、金利上昇リスクを考えたら国内債権は買いじゃないと思います。(今が超低金利なのでこれから金利が上がりそう)
投信選びはこの記事がすごく参考になりそうです。
投資信託で積み立てをするなら定番はコレ!|お金に困らない人生を送るためのマネープラン入門|竹川美奈子|cakes(ケイクス)
投資信託を始めたい人が読むべき本
私が言うのもなんですが、ネットの情報は信用できないものもあるので、まずはこちらの2冊の本を読んでみてください。
私がいちばん参考にした本はこれ。とにかく分かりやすく読みやすいです。古い本ですが、基本的な考え方は今でも参考になります。