ユウリです。
2年8カ月の育児休業期間を経て、仕事復帰を果たして一週間。
長い期間会社を休むため、同僚のワーママからは「子育てより、保育園に預けて働いた方が楽だよ~!」と忠告をされていたのですが。
始まる前は「いやいや!子どもと遊んでるだけでいいなら絶対に仕事よりは楽だから!」と思っていたんですよ。
まぁ、芸能人のママタレとか見ると、キラキラしていて楽しそうじゃない?
私、間違ってた。子育て、冗談抜きで大変だった。
ワンオペ育児は肉体的にも精神的にも消耗する
我が家は祖父母が近くに住んでいません。夫の帰りも遅いので、平日は私がひとりで息子(2歳)の相手をしていました。
いわゆる「ワンオペ育児」というやつです。
いや~、2歳過ぎてからはめちゃくちゃキツかった!ほんっとに親の思い通りに動いてくれなくて。
思い出すと泣けて来る…!
2歳児ワンオペ育児の1日を振り返る
ワンオペ育児の一日は嵐のように始まります。
朝、息子を起こすと「ねんね~(まだ眠い)」と大泣き。やっとの思いで起こしても機嫌が悪くてわめき続ける。
着替えさせようとすると嫌がって暴れて、逃げて走り回る。たかが着替えに15分。
子ども用の食事椅子に座らせると、「アンパンマンパン!ママ!ママーーー!!」と大騒ぎ。
息子は1秒も待てない。アンパンマンのスティックパンを早く出せ!と、パンが出てくるまで大騒ぎし続け、自分の椅子の上に立ち上がり、テーブルによじ登る。
家にいるとテレビやタブレットばかり見たがるので、午前中は子育て支援センターに連れていく。お出かけも大変なことの連続だ。
ひとりで道路の方に歩いて行ってしまい、嫌がって手をつないでくれない。
子育て支援センターでは、ほかの子どもとのオモチャの取り合いが始まる。子ども同士のいざこざを仲裁するのも、ほかのお母さんにかなり気を使う。
息子がプラレールで遊んでいるのをただじっと見ているのも、見ず知らずのお母さんと当たり障りのない話をするのも、本当に疲れる。
1~2時間遊んで帰ろうとすると、「帰るのイヤ!!」と言って、なかなか帰ろうとない。
力づくでかついで帰ろうものなら、エクソシストのような「ギャーーーー!!」という奇声をあげて、全力で大暴れ。まるで私が虐待しているように見えるので、なんとしてでも言葉で説得しなければならない。
「ほら、電車を見にいこうよ」と提案しても、全く無視。しまいには「アンパンマンラムネあげる」と物でつる始末。これも親としていかがなものか。
やっと家に着いてお昼ごはん。息子は好き嫌いが激しく、私が一生懸命作った手料理は一切口にしない。
食べるのは、おにぎり、カレー、マックのポテト、アンパンマンパンくらいなもの。どんなに工夫してもダメ。
お昼を食べ終わったらお昼寝してくれるので休憩できるものの、たまにお昼寝をしてくれないときもある。自分時間がほとんど作れず、精神的にも肉体的にも相当応える。
いちばん疲れるのが、お風呂。息子はお風呂が嫌いで、なかなかお風呂に入ってくれない。お風呂に入るまでに30分頼み込んだことも。
歯磨きも嫌がって毎日大泣き。羽交い絞めにして何とか磨いていますが。
夜の9時頃にはベッドに寝かせるが、寝付くのに1時間かかるので、10時頃までは添い寝していなければならない。ひとりになれるのは夜の10時過ぎ。
朝から晩まで一人で2歳児の子どもの相手をすると、本当にヘトヘトになります。
子育ては自分の努力で最適化されない
子育ての大変さは、実際にやってみなければわからないと痛感しました。見てるのと、やってみるのは全然違う。
なにが辛いかって、自分の努力で最適化されないこと。
子育ては、自分の努力がすべて水の泡になると言っても過言ではないです。
毎日、息子が癇癪を起さないよう、前もって計算して1日のスケジュールを組んでいましたが、計画通りに行かないのが育児です。
子育て支援センターで遊ぶのが楽しくなってなかなか帰ろうとせず、疲れて車の中で寝てしまい、お昼寝をしなくなってしまったり。
「お昼寝しなかった」たったそれだけのことで、すべての計画が狂って、あとあと愚図りがひどくなり、大騒ぎになるのです。
平常パターンのときでも1日に修羅場が何度もあるのに、2歳児健康診査などのイレギュラー行事があるときはもっと大変。
待ち時間に耐えられず脱走しようとする。廊下の床に大の字に寝転がる。
頑張って作った料理は一切食べないし、思わぬところで息子の逆鱗に触れて大騒ぎになる。
どんなに努力しても全く理想通りの育児なんてできませんでした。
自分の思い通りに事が進むことがまずないので、達成感が全く得られません。これはものすごいストレスでした。
ワンオペ育児の孤独
ワンオペ育児の日々は孤独です。
2歳児とふたりきり。まだ言葉がしゃべれない幼児と二人きりで過ごすのは孤独です。
子育て支援センターに行って、同じ年ごろのお子さんがいるお母さんとお話してみるものの、表面的な会話しか出てきません。
「いくつなんですか?」「トイレトレは始めましたか?」
お互いのバックグラウンドが分からないから、ツッコんだ話は全くできないし、子どもが近くで遊んでいるので気を遣います。
少し気晴らしにはなりましたが、心から楽しめたことはありませんでした。
となると、話し相手は夫のみ。その夫も帰りが遅いとなれば、まともな話し相手は一人もいません。
息子の癇癪がひどくて育児ストレスがピークに達すると、すべての怒りは夫に向かいました。
「あいつはなんで早く帰って来ないんだ!私は一人でこんなに大変な思いをしてんのに!!」
自分の居場所が家庭にしかない。社会の中のどこにもない。ただの主婦でしかない。そのことが、私にとっては本当に辛かったです。
子育ては誰からも評価されない
子育ては「やって当たり前」で、感謝も評価もされません。
お前が望んで産んだんだから、育てるのも当たり前だろ!親なんだから。というばかりに。
褒めてもらいたくて子どもを産んだわけではないけど。親も人間なので、毎日全力で頑張ってるのに、誰からも認めてもらえないのは精神的に削られていきます。
ワーキングマザーはまだマシです。「仕事も、子育ても両方やっていて大変ね」という話になるので。
専業主婦は「家事と育児が仕事なんだから、子育てをするのはやって当たり前」と思われてしまいます。育休中もしかり。
それに対して、仕事は人から感謝してもらえます。
お客さんからは「ありがとうございます」と言ってもらえるし、同僚の仕事を手伝えばありがたがられます。
そして、働いた分だけお給料が振り込まれます。
人に何かを与えれば感謝される。労働の対価が支払われる。そんな当たり前のことが、本当に心に沁みますね。
「子育てより仕事の方が楽」は本当
「子育てより仕事の方が楽」なのは本当だと思います。
仕事は自分の努力で最適化されます。会社に行けば自分の席があり、同僚とお話したり、協力し合うこともできます。働いた分だけ感謝され、お給料が振り込まれます。
一日中子どもと向き合っているよりも、働き始めてからの方が心身ともに疲れません。
仕事中は子どもを保育園に預けられるので、その間は保育士さんに子どもを見てもらえますから。
たくさんの大人が子育てに関わってくれるようになったことで、精神的、肉体的な負担が減ったのだと思います。
子育てほど大変な仕事はないし、保育士ほど立派なお仕事はないと思いますね。
子育て中はとことん家事を楽しましょう。
私の場合は、毎日の夕飯づくりが面倒臭いのでオイシックスという食材宅配サービスを活用しています。
スマホのアプリから簡単に注文できて、ヤマト宅配便でご自宅まで配達してもらえます。
とくに便利なのはKit Oisixという料理キットです。
こちらは私のスマホの画面
写真のように子どもが喜ぶメニューが作れる料理キットが自宅に届きます。必要な材料はすべて入っていて、レシピを見ながら簡単に作れます。
私がとくに気に入っているのはフローズンの料理キットです。材料が凍った状態で冷凍庫で2~3週間保管しておけるので、たくさん頼んでストックしています。
初めての方限定で1980円でおためしセットを試すことができるので、興味があったら試してみてくださいね。